収益アップを図ろうとする時、効果的な方法はいくつかあります。

大きく分けて、商品やサービスを高く売ることで「収入」を大きくする方法と、原材料費や人件費を削減することで「支出」を減らす方法が考えられます。

「支出」を減らすことはコストカット、経費削減と呼ばれることもありますが、事業を長期間ランニングさせる上で欠かせない視点であるのはご存知の通りです。

今回は、特に荷主の方向けに、運送費をカットする方法について解説致します。

運送費をカットする方法

まずは、運送費をカットできるいくつかの方法をご紹介します。

料金を安く設定している運送会社に依頼する

第一に考えられるのは、料金を安く設定している運送会社に依頼することです。

今お願いしている運送会社よりも安く高品質で請け負ってくれる企業があれば、乗り換えを行うことで大幅にコストカットできるでしょう。

その際は、価格だけにとらわれずサービスやアフターフォローなどのパフォーマンスを重視するのもポイントです。

大手運送会社以外の道を模索する

「大手運送会社＝安心」というイメージを抱きやすいですが、実は大手運送会社から中堅や中小の運送会社に実業務を委託しているケースも少なくありません。

完全な自社運送をしている大手運送会社でない限り、直接中小運送会社に依頼を出しても、クオリティ面での差はないと考えられます。

であれば、手数料やマージンが取られない分、直接中小運送会社に依頼した方がコストを安く抑えられます。

複数企業で一括相見積もりを取る

複数企業で一括相見積もりを取ることで、自然な価格競争を呼びます。

各社できる範囲で安く設定した料金プランを提案してくれますので、その中から予算に合った企業を選択していきましょう。

1社しか見積もりを取らないと価格相場が分かりづらくなってしまうため、注意が必要です。

運送会社マッチングサービスを利用する

運送会社を1から探したい場合、マッチングサービスを利用するのも効果的です。

マッチングサービスの多くは一括見積もりができるようシステムデザインされている上、大手以外の運送会社が複数登録しています。

そのため、サービスや荷物に合わせた対応力を総合的に判断しながら、コストパフォーマンスに優れた会社が探しやすいのが利点です。

運送会社のマッチングサービスを利用するメリット

安い運送料が期待できる運送会社を探す際は、運送会社マッチングサービスを利用するのがおススメです。

ここでは、実際に利用するメリットについて確認していきましょう。

運送会社選びの手間をカットできる

自分で運送会社を探して問い合わせる手間をカットできますので、業務効率を意識したコスト削減戦略が取れます。

手間がかからないということはその分他の業務に時間を回せるということにも繋がりますので、社長や専務自ら運送会社決めを行っている企業は特に、 このようなサービスを利用するのがよいでしょう。

運送料を安く抑えられる

自分たちで探して単独で交渉するより、運送料を安く抑えやすいというメリットもあります。

マッチングサービスを利用している荷主のほとんどは複数の運送会社を比較している、という認識がありますので、運送会社側も可能な限り安い運送料を提案してくれます。

また、中小運送会社が中心となって登録をしているため、大手から下請けされる際の仲介手数料分安くできるというのも魅力的です。

相見積もりが取りやすい

自社の条件や荷物の特徴を入力するだけで、対応できる企業が一覧でリストアップされるのも、マッチングサービスの使いやすさに繋がっています。

相見積もりが取りやすく、企業ごとの特徴を比較しやすいという点で役立つでしょう。

マッチングサービスを利用する荷主の多くは最初から1社に絞っているわけではありませんので、「比較しやすさ」で選ぶのもポイントです。

仲介手数料無料のマッチングサービスをもある

マッチングサービスの中には、手数料を取らないサイトもあります。

このようなサイトを利用すれば、純粋に「荷物の運送にかかる費用だけ」を支払うのみで済みますので、これまでと比較して圧倒的に安い価格で抑えられます。

急ぎの案件でも対応できる運送会社を探せる

荷物情報を登録するだけで、急ぎ案件に対応できる運送会社から連絡が届くのもメリットです。

全てのマッチングサイトで行っているサービスではありませんが、このようなサイトを選べれば業務も楽になりそうですね。