ピックゴー?ハコベル?荷主の負担が少ない求荷求車システムはどれ?
2020/06/19荷主にとっても運送会社にとってもメリットが大きいものとして注目されているのが、求荷求車システムです。お互いを直接マッチングすることにより、荷主のコストダウンや運送会社のロスを減らすことができるようになりました。
今回は、求荷求車システムを提供している「ピックゴー」「ハコベル」「ドラマッチ」について、荷主にとってのメリットをそれぞれ解説していきます。
目次
求荷求車システムとは
求荷求車システムとは、荷主と運送会社がネットワーク上に情報を提供し、 お互いが検索し合うことによって車両手配や荷物確保が可能となる運送マッチングシステムです。 荷主は運んでほしい荷物の情報や運び先を登録し、運送会社は空車情報や運送に迎える人材を登録するため、時間や運送資源のロスを少なくすることができます。
ピックゴーのメリット
まず、ピックゴーのメリットについて確認していきましょう。
個人も法人も利用可能
ピックゴーは個人でも法人でも利用可能です。
個人でも可能なピックゴーと、法人専用のピックゴーfor Businessとがありますので、希望に合わせて使い分けましょう。
スポット便で税込4,860円から、4時間のチャーター便で税込10,800円からとスタート値が安く、
個人向けで利用する場合引っ越しが5,000円から依頼できるなど、格安価格ではじめられるメリットがあります。
スポット便案件が多い
定期便よりもスポット便の案件が多く、登録している運送会社やドライバーもスポット便に強い傾向にあります。
急ぎの荷物が出た際に活用しやすく、打ち合わせや連絡についても時短化を図ってスムーズなやり取りをしてくれる業者が多いため、手間がかかりません。
ハコベルのメリット
次に、ハコベルのメリットについて確認していきましょう。
仲介手数料が安い
仲介手数料が5%と、運送マッチングサービスの中でも比較的安価に設定されています。
荷主のみならず、運送会社やフリーランスのドライバーにとっても大きなメリットであり、大手運送会社経由で下請けの運送会社に依頼をして仲介手数料を支払うよりコスト減になります。
経験豊富なドライバーが多い
段ボール1箱単位から、精密機器、魚や肉などの生鮮食品、生花、お弁当、パレットなどさまざまなものを取り扱うため、経験豊富なドライバーが多いのが特徴です。
荷物の取り扱いについての注意事項も伝わりやすく、特に丁寧な運送が必要になる場合に向いています。
ドラマッチのメリット
最後に、ドラマッチのメリットについて確認していきましょう。
仲介手数料なし!システムの利用も全て無料
ピックゴーやハコベルと異なり、仲介手数料が一切かからないというのがドラマッチの特徴です。システムを利用するための使用料も不要で、会員登録やシステムインストールなど運送会社検索までにかかる手間もありません。(保証制度は整備中)
コストを意識して運送会社を選びたい時や、急ぎの案件、小規模の案件の際には特に便利なシステムだといえるでしょう。
荷物情報を登録するだけで運送会社から直接商談がくる
ドラマッチでは、荷物情報を登録するだけで、それに対応可能な運送会社から直接商談が届きます。自分から積極的にアプローチする必要がないため、依頼する運送会社がすぐに決まりやすいというのもメリットです。
運送会社を指定して連絡することもできる
運送会社からの連絡を待つだけではなく、自分で気になる運送会社を指定して直接連絡することも可能です。登録してある全国の運送会社を検索できるシステムが構築されているため、保有している車両台数や本拠地とする地域によって絞り込みをかけて依頼することもできます。
長期的なビジネスパートナーを探している場合や、定期便を依頼したい時、特に配慮が必要な荷物を運送してほしい時などに役立つシステムです。
簡易見積もりができる
荷物の発地と着地となる住所と入力すると、目的地までのルートマップと車種別の料金シミュレーションが表示されます。距離から算出した一般な料金ではありますが、簡易見積もりとして非常に役立ちます。
また、今その荷物に対応できる運送会社が何件あるかも表示してくれるのも嬉しいポイントです。
【まとめ】まずは料金のかからないドラマッチからスタートしてみましょう
いかがでしたでしょうか。
これまで求荷求車システムを利用したことのない荷主にとっては、どんな運送会社が登録されているのか、 どれだけ荷物情報についてやり取りできるのかなど、イメージがつかめない場合もあるでしょう。 ドラマッチは利用のための会員登録が不要で、HPにアクセスするだけですぐ運送会社情報が閲覧できるため、 求荷求車システムを始めて扱う荷主にも非常に分かりやすくなっています。 自分で運送会社を選んだり、運送会社の方から積極的に商談をしてきたり、 選ぶ方法が多くかつコストも意識できるのは、ドラマッチです。まずは見積もりから依頼し、運送システムの見直しをしてみるとよいでしょう。